オートロック付きの賃貸物件に住む場合、置き配を置くことは可能なのでしょうか。
また救急車を呼んだ時にオートロックを解錠できなかったらどうなるのでしょうか。
そんなオートロックにまつわる疑問について、解説していきます。
賃貸物件のオートロックとは?
そもそもオートロックとは、どのようなものなのでしょうか。
オートロックとは、エントランスに設置してあり、自動で施錠・解錠が行われる設備です。
外から入る時は鍵や暗証番号などを使って解錠しなければならず、外部の人が勝手に入ることができません。
来訪者はインターホンを押すと、部屋からボタンを押して解錠してもらえるので、宅配業者が部屋の前まで行くことも可能です。
防犯性が高まりますので、賃貸でもオートロック付きの物件は人気が高いです。
オートロック付きの賃貸物件に置き配は置ける?
賃貸のオートロック付き物件であっても、置き配を設置することが可能な場合があります。
Amazonが提供する「Key for Business(キー・フォー・ビジネス)」というサービスを設置した賃貸物件があります。
Amazonが発送する荷物に限り、宅配業者が専用端末を使い、オートロックを解錠できるサービスです。
オートロックを解錠できるのは、宅配の荷物を持っている時だけなので、いつでも入れる訳ではなく、防犯上も安全です。
クロネコヤマトもドライバーが専用アプリを使ってワンタイムキーを発行し、オートロックの解錠をする「EAZY」というサービスを実験的に始めました。
佐川急便と日本郵政も専用端末を使い、配達員がオートロックを解錠する方法を実験的に始めています。
オートロック付きの賃貸物件で救急車を呼んでも大丈夫?
救急車を呼び、到着してもオートロックを開けられない状態だったらどうなるのか心配だと思います。
その場合救急車は、別の部屋の入居者に頼み、オートロックを解錠してもらいます。
部屋まで行き応答が無い場合は、隣の部屋などに頼んで、ベランダをつたって中に入ります。
窓の鍵が閉まっていたら、窓を割って中に入ります。
オートロックが開けられない場合でも、救急車を呼ぶことは可能なのです。