賃貸物件を借りたいと思っている方であれば「重要事項説明書」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
建物の詳細や契約条件などが詳細に記載された書類で、契約後に借主が不利益を被らないようにするための書類です。
この記事では、重要事項説明とは何か、契約前に確認すべきポイント、IT重説とは何かについてご紹介します。
賃貸借契約における重要事項説明とは何か
重要事項説明とは、宅地建物取引士が借主に対して物件や契約における条件の一定の重要事項を記載し交付し説明することです。
宅地建物取引士は書面の内容を説明することが義務付けられています。
賃貸借契約の前に借主が誤った判断で契約を結ばないように、借主を守る役割があります。
賃貸物件を借りる際の大切な書類の1つとしてあげられるのが賃貸借契約書です。
賃貸借契約書は借主と貸主の間で契約を結ぶための書面で、契約後のトラブルを防止する役割があります。
重要事項説明書で確認すべきポイントとは
はじめに確認すべきポイントは、飲用水・電気・ガスなどのライフラン項目です。
整備状況や契約に関する取り決めなどが、どのように記載されているかをしっかり確認しましょう。
また、賃貸契約の契約期間や解約手続きについても、契約前によく理解しておく必要があります。
借主の勝手な都合で急に賃貸借契約を解除されると、貸主は急いで新しい入居者を見つけなければなりません。
それを防ぐために解約前に、借主が貸主に対して解約の意思を伝える必要があります。
一般的には解約予告期間は6か月と定められていますが、重要事項説明書にどのくらいの期間で設定されているのかを確認しておくと良いでしょう。
IT重説による賃貸借契約の重要事項説明
従来では、宅地建物取引士が借主に対面で重要事項説明をおこなう必要がありました。
しかし、電子機器の普及から、2017年からパソコンやテレビを利用してオンラインで重要事項説明が可能になりました。
対面する必要がなく、スケジュール調整がしやすいため、スムーズに賃貸物件を借りることができます。
IT重説をおこなえるのは、賃貸借契約のみに限定されており、対面と同様に重要事項説明書の交付が必要です。
まとめ
重要事項説明とは何か、契約前に確認すべきポイント、IT重説とは何かについてご紹介しました。
重要事項説明は、借主が判断を誤って契約を結ばないように守る役割があります。
記載内容はどれも大切な内容ですが、とくにライフラインや解約予告期間についてはしっかり確認しましょう。
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