子どもの教育費のためにマイホームやマンションの購入を我慢し、賃貸物件で子育てしようと考える方も多いでしょう。
しかし、子どもが出す声や音が原因で近隣住民とのトラブルになりやすいため、注意点を抑えてお部屋選びをしなければなりません。
本記事では、ファミリー向けの賃貸物件で子育てをするメリットとデメリット、物件の選び方と注意点について解説します。
ファミリー向け賃貸物件のメリット3選
ファミリー向けの賃貸物件で子育てをするメリットの1つ目は、気軽に引っ越しができる点です。
一戸建てやマンションのような住んでいた家の売却やローンの清算などが不要で、解約・転居などの簡単な手続きだけで引っ越せます。
2つ目は、初期費用を抑えられる点です。
マイホームやマンションの購入にかかる初期費用に比べると、入居時に支払う敷金・礼金などは安く済みます。
3つ目は、設備の買い替えが少なくて済む点です。
設備が故障しても修理にかかる費用は貸主が負担してくれるため、自らお金をかけて買い替える必要がありません。
ファミリー向け賃貸物件のデメリット3選
一方で、ファミリー向けの賃貸物件で子育てをするにはデメリットもあります。
1つ目は、騒音トラブルになる可能性がある点です。
子どもが室内で走ったり遊んだりする音に対して、近隣住民から苦情が来る可能性があります。
2つ目は、リフォームできない点です。
持ち家のようにリフォームできないので、ライフステージの変化にあわせて部屋を増やしたり間取りを変えたりできません。
3つ目は、資産として残らない点です。
賃貸物件は人から借りている家のため、借主の所有物ではありません。
そのため、自身が亡くなった際に子どもたちへ相続したり、売却して換金したりはできません。
ファミリー向け賃貸物件の上手な選び方と注意点
ファミリー向けの賃貸物件で子育てをする場合、次の3つの注意点を踏まえた選び方をすると、ご近所トラブルを避けて快適に暮らせます。
1つ目は、防音性の高い物件を選ぶ点です。
子どもが走る音や泣き声は騒音トラブルの原因となりますが、あえて防音性の高い物件を選ぶとトラブルを未然に防げます。
2つ目は、1階のお部屋を選ぶ点です。
1階のお部屋を選ぶと下の階に音が響かないため、防音性の高い物件を選ぶのと同様、騒音トラブルを防げます。
また1階のお部屋には、外出しやすい点や災害時にすぐに避難できるという利点もあります。
3つ目は、収納スペースの多い物件を選ぶ点です。
子どもが大きくなるにつれて服やおもちゃ、工作物や思い出の品などさまざまなものが増えていくため、たくさんのものを収納できるスペースが必要です。
まとめ
賃貸物件に住んで子育てをすると、気軽に引っ越せたり設備の買い替えが不要だったりと良い点が多くあります。
しかし、子どもの声や足音が原因で騒音トラブルにもなりやすく、注意点も多いです。
トラブルなく快適に暮らすためには、防音性の高い物件を選んだり1階のお部屋を選ぶのが大切です。