賃貸で暮らす場合、生活費のなかでもっとも大きなウェイトを占めるのが家賃です。
しかし、暮らしていくのに必要な光熱費は、設備やご自身のライフスタイルによって大きく変わっていくことにも注意しなければなりません。
最近はオール電化の物件も増えていますが、ガスを併用する場合と光熱費はどう異なるのでしょうか。
今回は、賃貸のオール電化について解説します。
オール電化の賃貸は光熱費が安いって本当?
オール電化の場合、時間帯や曜日によって1kWhあたりの料金が異なります。
もっとも高いは夏の昼間ですが、平日の朝、夕方夜、そして土日祝日などは安い電気代で済みます。
平日の昼間は仕事や学校で外にいて、夕方や土日祝日は家にいる時間が多い方は、電気代が比較的安いので、月々の支払いもそこまで高くならないでしょう。
逆に、夜勤などで昼夜が逆転する日があるという方は、電気代が安い時間帯に家にいないことがあるので、あまりおすすめできません。
最近は在宅勤務が増えていますが、日中も電気を使うため料金は高くなりがちです。
物件を選ぶ際には、エネルギー源がご自身のライフスタイルに合っているかどうか確かめておきましょう。
賃貸に住む場合オール電化とガス併用の料金はどう変わる?
日々の暮らしのなかでもっともエネルギーを使うのはお風呂です。
一般的な大きさの浴槽にお湯をはるのにかかる料金は、都市ガスがもっとも安く、その次がLPガス、もっとも高いのがオール電化となります。
また都市ガスであれば、利用した分従量単価が下がるので、ご家族が多くたくさん使用する方にはおすすめです。
プロパンは会社によって料金が異なりますが、やはり都市ガスよりは割高になってしまいます。
オール電化であれば、深夜など料金の安い時間帯にお湯を溜めることは可能です。
しかし、とくに賃貸ですとタンクの容量が少なく、お湯が冷めてしまって追い焚きしなければならないこともあるでしょう。
人数が多いご家族にはあまり向いてないと言わざるを得ません。
オール電化の賃貸は本当に水圧が低いの?
賃貸で取り入れられることも多くなってきたエコキュートですが、水圧が低いという話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
確かにエコキュートですと、シャワーの水圧は低くなるのは真実です。
しかし、不便に感じるくらいの弱さではないのでご安心ください。
もし物足りないようでしたら、エコキュートの設定温度を上げるといよいでしょう。
そこに水を足して温度を調節すれば、水道水の水圧が加わるためシャワーの水圧が高くなります。
シャワーヘッドを低圧用のものに交換してもよいでしょう。